イヨボヤ会館 村上
イヨボヤのイヨは、魚のウオが訛ったものでボヤはタイボヤやサケボヤのように、大きく見栄えのする立派な魚の名前の後に付けられる言葉。村上は、昔から、サケと人々との関わりが深く、魚といえば「サケ」のことを指しイヨもボヤもサケを意味し、魚の中の魚、サケの王様という意味でイヨボヤと言うようになり、村上の人々はサケを大事にしてきました。
イヨボヤ会館脇を流れる三面川(みおもてがわ)が直接見れ、感動です。三面川は、毎年平均約二万尾の鮭が上り産卵をします。サケは、海水や淡水に合わせて、体の塩分を調整できる浸透圧調整能力が備わっているため、海や川でも生活できるようになっています。
新巻鮭と塩引き鮭
・新巻鮭は、生鮭の内臓を取り除いて水洗いをし、塩をまぶして急速冷凍保存された鮭
・塩引き鮭は、生鮭の内臓を取り除いて水洗いし塩をすり込み、1週間ほどおいてから、水で塩を抜いて、軒下などに数週間ほど乾かした鮭です。村上市内の家の軒下や商店の店先には、つなぎ腹(すべて裂かない)にし、頭を下にしたこの「塩引き鮭」が下がります。
つなぎ腹とは
生鮭の腹を、肛門から 包丁を入れて腹びれ先で止め、1~1.5センチを残して頭の近くまで切る事。これは、村上は城下町で、武士の切腹と考え、腹を切るのを嫌った為と言われています。また、頭を下にするのも、首吊りを嫌ったものだと言われています。
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