ワインの資格受験対策33オーストリア
ワイン法まとめ5
【オーストリア】ドイツに似ているけど違いをチェック
糖度規定はドイツエクスレと異なるKMW(クロスターノイブルグ・モストヴァーゲ)
1869年アウグスト・ヴィルヘルム・フライヘン・フォン・バボ氏が開発
KMW17%→Brix20.1エクスレ83.8度
KMW14.4→Brix17%エクスレ70度
オーストリアのKabinettはドイツのKabinettよりエクスレ度高い
2002年以降ドイツ式糖度による分類に加えて、DACと呼ばれる原産地呼称制度導入
2012年8DAC
P379-380の各DACの認可品種、クラッシック、レゼルヴェのAlc
基本許可品種はグリューナー・ヴェルトリーナー
主要生産地域4州
ニーダーエスターライヒ、ブルゲンラント、シュタイヤーマルク、ウィーン
品質分類
1.地理的表示なしワイン1-1ヴァインと1-2ヴァインm.A.v.S.p.o.J国名のみが表示可
・国内原料使用
・KMW10.6度以上
・収量が上位のワイン以下の場合、ぶどう品種名とヴィンテージを表記可能。
・ベルクヴァインとホイリゲは表示可能。
2.保護地理的表示ワイン(ラントヴァイン)栽培地方名のみ表示可。限定的生産地域は表示不可 g.g.A
・単一のぶどう栽培地方35許可品種
・KMW14度以上
・収量1ha9000kg、ワイン1ha6750Lこれを上回ると地理表示なしワイン
3.保護原産地表示ワイン(Qualitatswein,KabinettePradikatswein)のみ包括的/限定的生産地域も表示可能 g.U
・クヴァリテーツヴァインはKMW15度以上で補糖可、補糖後KMW19度以、Alc9%以上
・カビネットは17度以上、補糖不可。残糖9g/Lを超えてはダメ 辛口 Alc13%以下
・プレディカーツヴァイン
7段階の品質区分がある。
単一栽培地区産のぶどう使用・補糖やズースレゼルヴェは不可、Alc9%以上
I.シュペトレーゼ
KMW19度以上、収穫翌年1月1日以降発売可能
※発売可能日もドイツと異なるので注意。ドイツはカビネットが1月1日以降、シュペトレーゼ以上が3月1日以上
Ⅱアウスレーゼ
KMW21度以上、アウスレーゼ以上は収穫翌年5月1日以降発売可能.
Ⅲベーレンアウスレーゼ
KMW糖度25度以上、過熟及び貴腐のぶどう使用
Ⅳ.アイスヴァイン
KMW25度以上 収穫時、あるいはプレス時に凍結したぶどうを使用※ドイツと異なり樹上凍結義務なし
Ⅴ.シュトローヴァイン/シルフヴァイン
KMW25度以上 ワラ、芦の上、紐でつるし3か月以上自然乾燥て糖度を高めたぶどう使用※イタリアのパッシート、フランスのパスリヤージュと同じ製法。ドイツには無いクラス
Ⅵ.アウスブルッフ
KMW27度以上 貴腐または樹上乾燥ぶどう使用。※ブルゲンラント州のルスター・アウスブルッフが有名。これもドイツにはないクラス。
Ⅶ.トロッケンベーレンアウスレーゼ
KMW30度以上、樹上で自然乾燥した貴腐ぶどう使用。
P383※ベルクヴァイン(山のワイン)傾斜が26度を超える畑からのぶどうを原料としたワイン
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