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2009年5月11日 (月)

アカシア 別名「ミモザ」

ミモザの別名を持つ「アカシア」黄色い花がきれいです。サラダによくある「ミモザ風サラダ」もこれからの由来です。黒猫亭ジョンヌの家に植えたいなぁ~ もともとオーストラリアやアフリカ、南北アメリカで自生していたマメ科の樹木。種類はなんと1000を超えるといわれ、樹木に含まれる成分は私たちの生活を豊かにしてくれています

アカシア・セネガルから採取されるアラビアゴム(樹液)は多糖類が主成分、低粘性で水によく溶ける性質を持ち、キャンデーやチョコレート、ソフトドリンクなどの食品・化粧品の乳化剤増粘剤、医薬品の安定剤やマイクロカプセル化、水彩絵の具のバインダー切手ののりとして利用されます

もう一つの成分はタンニン。もともと皮をなめすのに使用され、樹皮から抽出されます。主にはブラック・ワトルと呼ばれる南アフリカ産のアカシアの樹皮から抽出されたタンニンです 
このタンニンは、合板やパネル、ファイバーボード、ダンボール、建築材料など、耐水溶性の接着剤の原料としても使われます。ホルムアルデヒドによるシックハウス症候群が問題となっていますが、天然有機物の接着剤は、もっと活用すべきと思います

更に芳しい香りを放つアカシアの花も草木染めとして、また花から抽出されたエッセンシャルオイルは香水やせっけん、化粧品などの香料などに

アラビアゴム産地は8割がスーダン。現地の人々に貴重な現金収入源となっているだけでなく、根粒菌を持つアカシア・セネガルが土地を肥沃にする効果もあり土地の有効活用、緑化の貢献と、周辺の国々で植樹が奨励されています
緑のサヘル  
アフリカ・サハラ砂漠のチャド、ブルキナファソ両国で、育苗・植林・農業支援などを続けるNGO「緑のサヘル」 かつて綿花栽培が行われていたチャドのバイリ村の土地は疲弊し荒廃地。アカシア・セネガルを植樹することで、防風・防砂効果と土地の肥沃化、アラビアゴムによる現金収入が期待されて、現地スタッフの育苗技術習得を支援、住民の自立に向けた支援が続けられています。

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